白鯨 変わった発根管理
こんにちは。
今回はアガベ白鯨ベアルート株の発根管理について記事を書いていこうと思います。
株の状態はこんな感じです。
きれいな株でカッコいいですよね。この株も尾道の河野園芸さんで購入させてもらいました。荒々しいトゲとまとまった葉がステキ。
ほぼ根無しのベアルート株、購入は3月中旬で管理しやすい気候に突入くらいで良い時期ではないでしょうか。
それではさっそく植え付けです。
他のアガベ達と同じ土で、メインに赤玉、鹿沼土。少なめに軽石、パーライトを混ぜた用土を使用して、肥料はマグァンプKを少量用土に混ぜています。
鉢に入るとよりカッコいいです。
発根を促すために鉢の温度を上げたいので、日当たりの良い窓際に置くことにしました。
灌水はしばらくの間、少量の水を2日に一度くらいの頻度であげてみます。
おおよそ1ヶ月後、根の状態を見たいの我慢できず確認してみました。
発根してない……元々の根っこはこんな長かったっけ?活動してない根っこだと思っていたのですが、伸びている気がする。気のせいか。どちらにしても新しい根っこが出てくれないときちんと水吸えないでしょう。やり方を変えて再度発根管理チャレンジしてみます。
土耕でダメだったので(そのまま続けていたら発根していたかもしれませんが)、水耕にしてみるか?でも水で発根した根と土で発根した根は違う様だし、とかいろいろ考えてみた結果、その中間にしてみよう!と言う結論に至りました。
ヒントはうちで育てているこの子たち
蘭さんたちです。蘭の用土は水苔オンリーなのです。水苔なら土より水分量多いし、空気も通るので腐りにくいし、発根管理には最適なのでは?と言う考えで、試してみることにしました。
こんな感じで、水を含ませた水苔を株の根の部分を覆うようにしてプラ鉢に入れて完了。
群れないように鉢の下には通気のために網を引いてます。猫除けのトゲみたいなやつで100円均一にも売ってあるのでオススメです。
そして、引き続き、日当たりの良い窓際で風通し良くして管理。
灌水は水苔が乾いてきたらで良いので、土の場合よりも乾き具合が分かり易いです。
そして、1週間後には発根確認!(軽く株を持ち上げて少しだけ確認したので写真なし)
そのまた1週間後の状態がこれです。
太いしっかりとした根っこが出てましたー!すでにグルグルしようとしています。
今思うと、もう少し水苔少なめでの管理でも良かったです。
水苔発根管理の良いところはこの状態から一気に土栽培に変えるのではなくて、水苔を使ったまま土に入れることができるので、土に徐々に慣らしていくことができる、と言うところもあると思います。また、上の画像の様にひっくり返して、発根してなければそのまま鉢に戻すことができるので、株にダメージを与えずに根の確認ができるのも良いですね。
この様にある程度水苔を取り除き、土を入れた鉢にIN!上からも土を入れて完成です。
水苔の量が多かったので最初に入れた鉢には入らなかったので別の鉢に入れました。
ある程度太い根っこも確認できたので、あとは通常の株と同様の管理で良いと思います。次第に根も充実して成長点が動いてくるはずです。
ほとんどの方が土耕か水耕で発根管理されていると思いますが、こんな方法もあるよって言う1つの例として参考になればと思います。
写真にチラッと写っていたグラキリスの発根管理もまた書いていきたいと思います。