puuuuuuf’s blog

植物育成記録

水苔発根追記

久しぶりにブログ更新してみます。

 

発根管理→発根→根の育成→植え替え

一連の管理ができたので、

こうした方が良いなと思うことを書いていきます。

 

まず、自分なりに感じたメリットとデメリットを。

メリット

・排水性、水持ち、通気性が良い

・発根後、根が空気に触れているので水のみの管理よりも土管理に移行しやすい

・土管理よりも発根し易い

水苔ごと鉢から出せば株にダメージ無く発根チェックできる

 

デメリット

・発根後に根から水苔を取り除く際に根が切れる

水苔は濡らさないと取り除きにくく、根は濡らすと切れやすい(特にパキポ)

・土管理に移行した際に水苔が残ってしまう

 

私が感じたのはこんな感じで、メリットの方が大きいかなと思っています。

 

 

水苔管理の際は、水苔を極力少なくしておく方が良いです。アガベは根が強いので水苔を取り除きやすいですが、パキポは根が切れやすく取り除きにくいです。

 

以前の記事では水苔を一部残したまま土管理に移行と書いていましたが、土管理に移行する際には、できるだけ水苔を取り除いてからの方が良いです。とくにパキポは根が切れやすいので根がしっかり張ってしまうと水苔を除去できなくなってしまいます。(あっても生育上そんなに問題ないようですが、私は気になりました・・・)

 

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水苔取出し不可

 

あとは、水苔を残して土管理をした場合に、たっぷり水をあげないと水苔が水を吸いにくいので注意が必要です。(乾いた水苔は水を弾いてしまうので)

 

どの管理でも同じですが、ある程度暖かくしてあげないと発根してくれないので、鉢の温度を上げてやる必要があります。

私の場合は、嫁さんの鉄壁のディフェンスにより設備を整えるのが難しいので、黒鉢+窓際でなんとか1つも落とさず無事発根しています。

 

ちなみに人工加温なしで発根したときの気温はこんな感じでした。

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4月1日から発根管理開始して5月12日に発根確認。発根したと思われる時の気温は日中15度から30度くらいでした。

 

根が出てるか把握したうえで水やりすることで株を腐らせてダメにすることもなくなると思います。また、発根管理して育てた株はより一層かわいいです。水苔発根管理、興味がありましたら参考にしてみてください。

 

 

グラキリス 水苔発根

こんにちは。

今回はグラキリスの発根管理を前回のアガベ白鯨で試したのと同じく、水苔管理で行ったものを書いていきたいと思います。

 

今回はネット購入した株だったので、画像で株の状態を判断しています。届いた状態がこちらです。

 

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凹みもほとんどなく硬い状態で、手乗りサイズなので発根し易い良い株だと思われます。購入は3月末頃で、これから暖かくなる時期です。

 

個人的には、枝も短くて丸みを帯びた形がかわいくて好きです。少し葉が出ていますね。

 

まず、届いてから半日ほどメネデール液に浸けて

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水苔に植え付けました。

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風通しと日当たりの良い窓際で管理。

 

水やりは苔が乾いてきたら実施で10日に1回くらいのペースでした。

 

1ヶ月程度経過しても未発根だったので、主根を切って再チャレンジ!

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ベンレート希釈水に半日浸けて殺菌し、ルートンをつけて

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再度水苔に植え付け。100均でちょうど良さそうなカゴ?があったので使ってみました。
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カゴを持ち上げるだけで根の有無をチェックできるので良いかなと。

 

2週間後、やっぱりまだ発根なし。この時点で5月中旬です。

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今更ですが、そもそも温めずの発根管理が無理あったと思われます。そしてうちにはヒーターがない……

 

 

 

 

 

 

 

ので、これで温めました。

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貼るカイロ笑 60枚入りで800円+送料f:id:puuuuuuf:20200618131037j:image

カイロ貼って1サイズ大きい鉢に鉢ごと入れて保温

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ヒーター買えよ!と言われそうですが、まあ簡易的な加温としてカイロで代用してみました笑

日中はけっこう気温上がるので、夜間の冷え防止として使用。夕方貼って次の日の昼前くらいまで保温されてる感じでした。

 

それから2週間後

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わかりにくいですが、根が出てます!根を確認できると嬉しいのとほっとした気持ちになりますね。やっぱり気温が上がってきたことと、保温したのが良かったのかなと思います。

 

発根確認できたので、水苔を少し取り除き、土に植え付けます。(前回の白鯨と同様に一部の水苔は使ったままにします)

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今回はその後の根の成長経過を見たかったので、透明な容器に入れてみました。

 

管理場所も室内窓際から屋外に移動しました。

それから10日程度は動き無し。土が乾いてきたので水やりしたところ、成長再開。

 

根が動き出して約2週間でこの状態まで成長しました。

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真ん中あたりの茶色っぽいのが水苔です。

 

 

発根管理中に水苔が多いと土への移行の時鉢を大きくしないといけないので、少なめの水苔での管理が良いと思います。また、水苔管理であれば株を水苔ごと鉢から出せばダメージ無く根の有無をチェックできるのは、良いところかなと思います。

 

賛否両論あると思いますが、興味がありましたら、みなさま試してみてはいかがでしょうか。貼るカイロ笑

 

 

ご自由にコメントいただいてもOKです。素人ですが、仲良くしていただけると幸いです。

 

 

 

白鯨 変わった発根管理

こんにちは。

今回はアガベ白鯨ベアルート株の発根管理について記事を書いていこうと思います。

 

株の状態はこんな感じです。

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きれいな株でカッコいいですよね。この株も尾道の河野園芸さんで購入させてもらいました。荒々しいトゲとまとまった葉がステキ。

 

ほぼ根無しのベアルート株、購入は3月中旬で管理しやすい気候に突入くらいで良い時期ではないでしょうか。

 

それではさっそく植え付けです。

他のアガベ達と同じ土で、メインに赤玉、鹿沼土。少なめに軽石パーライトを混ぜた用土を使用して、肥料はマグァンプKを少量用土に混ぜています。

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鉢に入るとよりカッコいいです。

 

発根を促すために鉢の温度を上げたいので、日当たりの良い窓際に置くことにしました。

灌水はしばらくの間、少量の水を2日に一度くらいの頻度であげてみます。

 

おおよそ1ヶ月後、根の状態を見たいの我慢できず確認してみました。

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発根してない……元々の根っこはこんな長かったっけ?活動してない根っこだと思っていたのですが、伸びている気がする。気のせいか。どちらにしても新しい根っこが出てくれないときちんと水吸えないでしょう。やり方を変えて再度発根管理チャレンジしてみます。

 

土耕でダメだったので(そのまま続けていたら発根していたかもしれませんが)、水耕にしてみるか?でも水で発根した根と土で発根した根は違う様だし、とかいろいろ考えてみた結果、その中間にしてみよう!と言う結論に至りました。

 

ヒントはうちで育てているこの子たち

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蘭さんたちです。蘭の用土は水苔オンリーなのです。水苔なら土より水分量多いし、空気も通るので腐りにくいし、発根管理には最適なのでは?と言う考えで、試してみることにしました。

 

こんな感じで、水を含ませた水苔を株の根の部分を覆うようにしてプラ鉢に入れて完了。

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群れないように鉢の下には通気のために網を引いてます。猫除けのトゲみたいなやつで100円均一にも売ってあるのでオススメです。

 

そして、引き続き、日当たりの良い窓際で風通し良くして管理。

灌水は水苔が乾いてきたらで良いので、土の場合よりも乾き具合が分かり易いです。

 

 

そして、1週間後には発根確認!(軽く株を持ち上げて少しだけ確認したので写真なし)

 

そのまた1週間後の状態がこれです。

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太いしっかりとした根っこが出てましたー!すでにグルグルしようとしています。

今思うと、もう少し水苔少なめでの管理でも良かったです。

 

水苔発根管理の良いところはこの状態から一気に土栽培に変えるのではなくて、水苔を使ったまま土に入れることができるので、土に徐々に慣らしていくことができる、と言うところもあると思います。また、上の画像の様にひっくり返して、発根してなければそのまま鉢に戻すことができるので、株にダメージを与えずに根の確認ができるのも良いですね。

 

 

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この様にある程度水苔を取り除き、土を入れた鉢にIN!上からも土を入れて完成です。

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水苔の量が多かったので最初に入れた鉢には入らなかったので別の鉢に入れました。
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ある程度太い根っこも確認できたので、あとは通常の株と同様の管理で良いと思います。次第に根も充実して成長点が動いてくるはずです。

 

 

 

ほとんどの方が土耕か水耕で発根管理されていると思いますが、こんな方法もあるよって言う1つの例として参考になればと思います。

 

写真にチラッと写っていたグラキリスの発根管理もまた書いていきたいと思います。

 

 

 

アガベモンタナ冬越その後

こんにちは。

今回はアガベモンタナの大・小株の冬のダメージからの復活を書いていこうと思います。

 

ではまず、越冬前の11月中旬の状態です。

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普通の子株。まあ元気。


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大株の方は、水やり辛めにし過ぎたのか水きちんと吸えてない様子。
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葉の付根が盛り上がって葉が薄くなってる・・・

 

こんな感じの状態で、小株はまあ大丈夫だろうと言うことで、大株の方は心配しつつも鉢がでかいので、2つとも外で冬場を乗り切ってもらうことにしました。。。

 

 

今年は暖冬ということもあり、雪も一回パラついた程度でそこまで厳しい冷え込みはありませんでした。

11月中旬から3月末まで水やりはせず、断水で冬越し。

 

冬越し後の3月末の状態がこちらです。

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葉が丸まって表面はシワシワで葉の縁が黒っぽくなっている。。大株と同じように葉の付根が盛り上がっています。
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大株の方も同じように冬のダメージを受けています。

やっぱりどちらも葉の色が悪い。

あったかくなってきたので、水やり再開してきちんと水を吸ってくれたら復活してくれるはずです!

 

水やり再開し約1か月、5月1日の状態がこちら。

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葉もつやつやで、すっかり冬前の状態に戻りました。
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大株の方は、冬前からの葉の付根の盛り上がりも治ってきて葉が分厚くなりました!

 

 

 

気温が上がり、4月に入ってからは徐々に葉が回復していきました。私は両方とも2週間に1度のペースで水やりしました。

モンタナは葉の枯れも、古い下葉1枚のみでしたし、冷害らしい症状が残ることもありませんでした。他の株と比べてもモンタナは寒さに強く高い生命力を感じました。

恐らく、モンタナの根っこはこんな太い根がたくさん出て伸びていくタイプなので強いんだろうなと思います。

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はじめての冬越しだったので、みなさんのブログや、本の情報を参考にしてみました。実際やってみて、シワシワの状態など見ると、これは大丈夫なんだろうか・・・とか分からないことがたくさんありました。

植物と長い付き合いをして上手に育てられるようになりたいです。

 

ではまた。

アガベクリームスパイク発根管理

こんにちは。

今回はアガベクリームスパイクの未発根株の発根管理(きちんと管理できてなくて失敗したお話)について書いていきたいと思います。

 

それでは早速、株の紹介です。

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アガベクリームスパイク。斑入りでトゲも強く美しいです。

10月中旬、尾道の河野園芸さんのグリーンハウスパーティーで購入させてもらいました。(せっかく綺麗な株なのに失敗記事でごめんなさい)

 

根の部分はカラカラに枯れているので、冬前には発根させて根を張らせておきたいところ。。。

ある程度古い根をカットして植え付け。

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下葉が下を向いているので平たいプラ鉢に土を盛って植え付け完了!あとは小まめに水やりして発根してくれれば。。。

 

 

11月1日

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おぉ!成長点の葉が開いた!

(少しですが)

無事発根したな。←今思うとこれが失敗。

 

それから1週間に1度程度水やりをして12月に入ってからは断水しました。←たぶんこれも失敗。

 

 

その後、外に出したまま←これまた失敗。

1月のある日・・・

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(拡大写真撮ってなかった)

下葉はほぼ一周枯れ、生きている葉も付け根辺りが赤く変色・・・

やっちまったー。。。

即室内管理にして気温が上がる日を待ちます。

 

3月に入り、暖かくなってきたので、少量ずつ水やり再開。

そして3月末、恐る恐る根の確認をしたところ、

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ようやく発根!しかもモリモリ根が出だしている!!

一安心して別の鉢に植え付け(下葉がほぼなくなったので小さい鉢に変更)、根がしっかり伸びるようにこまめな水やり。

 

そして4月末、葉に張りも出てきて、きちんと根が伸びてくれているようです。

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まだ赤いし下葉シワシワだけど徐々に回復中みたいです。

 

さらに1ヶ月後の5月末

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赤くなっていたのも消え、新葉も展開してすっかり元気になりました。よかったよかった。

 

クリームスパイクは下葉がどんどん下の方に向いていくのはなぜなんでしょうか。防止策分かる方教えていただきたいです。

 

 

 

今回の主な失敗

・成長点動いて発根誤認

・未発根状態での冬屋外放置

 

失敗を成功のもとにして、上達していきたいです。このブログが少しでも参考になれば嬉しいです。

ではまた。